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門馬 悠一郎*; 坂入 正敏*; 上野 文義; 大谷 恭平
材料と環境, 71(4), p.121 - 125, 2022/04
3Dプリンタを用いて作製した装置で炭素鋼の大気腐食に及ぼす液膜厚さの影響を調査した。新たに作製した装置により、液膜厚さを正確に保持することが可能となった。異なる厚さの液膜で酸素の拡散限界電流密度()とアノード電流密度()を測定した。液膜が薄くなると、は増加しは減少した。と拡散距離の関係から酸素の拡散係数を3.2010 cm sと算出した。この結果を用いて、溶存酸素の拡散に影響を与え始める臨界厚さは0.87mmと求められた。
山澤 弘実; 永井 晴康; 茅野 政道; 林 隆
Int. Workshop Proc., Improvement of Environmental Transfer Models and Parameters, 0, p.81 - 90, 1996/00
本報告は、森林内小規模拡散実験の解析結果を示すとともに、その結果と大気拡散・乱流のモデル化の現状の関係についてまとめたものである。森林内拡散実験からは、森林内では極めて大きな乱流強度にもかかわらず、プルームの拡がり幅は森林外と同程度であるという特徴が見出された。この結果についてはラグランジュ的乱流統計量を用いて考察を加えた。乱流及び拡散のモデル化については、森林外では乱流クロジャーモデル及び粒子拡散モデル等の手法が確立されているものの、森林内については不十分である。本研究で得られた実験データに対してTaylorの式を用いたパラメタライズを試みた結果、拡がり幅は乱流統計量により合理的に表現できたものの、ばらつきは大きい。
石川 裕彦
Journal of Nuclear Science and Technology, 31(9), p.969 - 978, 1994/09
被引用回数:7 パーセンタイル:56.56(Nuclear Science & Technology)緊急時環境線量情報予測システム世界版(WSPEEDI)の計算モデルの改良を行った。改良版は、地形準拠高度座標に準拠して構成されている。これらのモデルは、計算制御ソフトウェア、世界地形データベース、気象データ前処理機能、図形出力ソフトウェア等と統合され、計算コード体系として完成された。さらに、IAEA,WMO,CECの共催で実施されたATMES(大気拡散モデル評価研究)において供給された、信頼度の高い放出源情報、気象場、包括的なモニタリングデータを用いた適用計算を実施して、コードシステムの性能検証を行った。
石川 裕彦
Journal of Applied Meteorology, 33(6), p.733 - 743, 1994/06
大気拡散モデルでシミュレーションを行う際には、風連場が質量保存則を満たしている事が重要である。例え、風連場が気象センターの解析データで与えられるとしても、データを大気拡散モデル固有の座標/グリッド系に変換する際に、質量バランスが崩れる。これを解消するために、質量保存風連場モデルを用いた。このモデルは、地図座標系、地形準拠座標系に基づいて定式化されている点、圧縮性の連続式を束縛条件としている点において新規性がある。また、風速場修正量の重み係数を空間関数として扱えるようにしてある。モデルのテスト結果、適用例を示す。
S.J.Hu*; 片桐 浩; 小林 秀雄
Health Physics, 61(6), p.831 - 835, 1991/12
被引用回数:2 パーセンタイル:31.86(Environmental Sciences)東海研究所気象観測塔に設置してある超音波型風向風速計の特性をプロペラ型風向風速計のものと比較するために、1987年の気象データについて統計解析を行うとともに両データを用いて濃度及び線量率の評価を行った。その結果、1m/s以下の低風速領域ではプロペラ型の観測値が超音波型の観測値よりも約0.5m/s低くなり、0.5m/s未満の静穏出現頻度は、プロペラ型の方が多かった。この違いが大気安定度出現頻度、風速逆数の総和及び風向頻度に影響しているため、平常時における放射性物質の連続放出による年平均空気中濃度と年平均線量の評価結果では、プロペラ型による気象データを用いた方がやや高い値になった。また、超音波型の観測値について静穏の定義を0.5m/sから0.1m/sに変更して線量評価した結果、ほとんど差がなかったので、日本の気象指針で行われている統計処理の方法は妥当であるとの結論を示した。
茅野 政道
日本原子力学会誌, 32(11), p.1080 - 1086, 1990/11
被引用回数:0 パーセンタイル:0.02(Nuclear Science & Technology)原子力を日常生活に導入するにあたっては公衆の安全確保は不可欠の課題であり、一般公害の場合と同様に、原子力分野でも大気中に放出される放射能の拡散及び環境影響を評価する研究が行われている。本稿では、スタックから出た放射能がたどる大気拡散現象を概説し、さらに現在の研究の現状について言及する。なお、本稿は原子力学会からの依頼による解説である。
角田 道生; 林 隆; 安達 隆史*
JAERI-M 88-024, 570 Pages, 1988/02
原研では、1980年から緊急時環境放射能予測システムに関する研究が着手された。この巻は、起上地形の拡散に及ぼす影響調査を重点として秋季に筑波山地域でおこなわれたシリーズの拡散実験の結果が所載ている。
石川 裕彦; 茅野 政道
日本原子力学会誌, 30(4), p.350 - 358, 1988/00
被引用回数:1 パーセンタイル:19.68(Nuclear Science & Technology)SPEEDI(緊急時環境線量情報予測システム)で用いられている風速場詳細計算コードと大気拡散詳細計算コードを簡略化し、大気中に放出された放射性物質の移流拡散を短時間に計算するコードとして再構成した。
石川 裕彦
JAERI-M 86-187, 111 Pages, 1987/01
日本原子力研究所では、外部諸機関の援助を得て、昭和55年度より6ヵ年に渡り、緊急時関連研究を実施した。本偏は、このうち「気象・風洞実験専門部会」のもとで行なわれた研究の成果をまとめた最終報告書である。この専門部会の活動目的は、「モニタリング・予測専門部会」のもとで進められた緊急時環境線量情報予測システムの開発の基礎となるデ-タ、同システムの検証のためのデ-タを取得する事である。野外実験では海岸付近での拡散実験・特別気象観測を4ヵ年、筑波山周辺の起伏地形上での実験を2ヵ年に渡り実施した。風洞実験では平坦地形上、東海村、島根、筑波山周辺の地形模型上での実験を行なった。また、不安定な温度成層を与えた時の実験を実施した。
角田 道生; 林 隆
JAERI-M 86-097, 323 Pages, 1986/07
原研では、1980年から「緊急時環境放射能予測システムに関する研究」が着手された。この中で、放射性物質異常放出による環境濃度分布評価モデルの開発、検証を目的として6シリーズの野外拡散実験が行なわれた。この巻には、海風時の内部境界層の拡散への影響調査を重点として、夏季に沿岸平坦地形で行なわれた2シリーズの高所点源拡散実験(TOKAI82およびTOKAI83)の結果が所載されている。
角田 道生; 林 隆
JAERI-M 86-021, 270 Pages, 1986/02
原研では、1980年から「緊急時環境放射能予測システムに関する研究」が着手された。この中で放出物の環境濃度分布評価モデルの開発、験証を目的として6シリ-ズの野外拡散実験が行われた。ここで得られた測定記録を再検討、整理して3巻にまとめ報告する。各巻には次のように2シリ-ズの実験結果が、必要な気象デ-タも含め収録される。Vol,1 沿岸平坦地形、高所線源(TOKAI80,TOKAI81)Vol,2 沿岸平坦地形 高所点源(TOKAI82,TOKAI83) Vol,3 複雑地形-孤立峯、高所及び地上点源(TSUKUBA84,TSUKUBA85) この巻には、1980年10月15-19日(TOKAI80)及び、1981年8月20-28日(TOKAI81)に行われた野外実験結果が所載される。
林 隆; 角田 道生
JAERI-M 8228, 62 Pages, 1979/05
沿岸立地の原子力プラントの環境評価にあたって、内部境界層の形成とそれに伴うフューミゲーションに関する情報が必要となる場合がある。海岸線-排気筒-敷地境界との関連でこの種の内部境界層が拡散に及ぼす影響を明らかにするためには、一点の塔のデータだけでは不充分である。これを補うものとして、定点でのカイソーンおよび移動式の小型気球を抱合わせた逆転層観測システムを開発した。この方法では、少ない人力で気温のかなり詳細な時空分布を観測することができる。システムの概要と、これを用いた野外観測例を記述する。
坂入 正敏*; 小野澤 健人*; 大谷 恭平; 上野 文義
no journal, ,
現在、格納容器内部は低酸素環境であるため腐食は顕在化していないが、廃炉作業の遂行にあたり酸素の流入による水膜下腐食の顕在化が懸念されている。水膜下の腐食は、その厚さにより大きく異なるため、水膜下における鋼の腐食機構を解明し、防食技術を確立することが必要とされている。そのためには、厚さを制御した組成の異なる水膜中における電気化学挙動を詳細に調査する必要がある。そこで本研究の目的は、水膜厚さと腐食抑制剤が炭素鋼の電気化学挙動に及ぼす影響を調査することとした。